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1957 UNE PARISIENNE 殿方ご免遊ばせ
「この神聖なお転婆娘」(1956年)に続き、ミシェル・ボワロン監督が撮ったブリジット・バルドー主演作。フランス首相の一人娘が官房長にほれ込み大騒動の末に無理やり結婚、しかし夫の女性関係に悩まされた彼女は国賓の王子と腹いせの浮気をし、思わぬアヴァンチュールを楽しむ・・・ クリスティアン・ルグランのスキャットが最高にはじける「Paris B. B.」や、アコーディオンとサックスのメロディーがのどかなタッチの「Valse du roi」、ドラムの連打によるイントロに続くアップテンポの混声スキャットがユニークな「Duo du balcon」など、当時新進のミュージシャンであったアンリ・クロラ、ユベール・ロスタン、アンドレ・オデールの新鮮な感覚が引き出された快作。
<Discography>
1957 France EP Vega V45P 1893
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1958 MON ONCLE ぼくの伯父さん
プラスティック工場の社長の息子は、近代的で設備の整った自分の家を嫌い、下町の庶民街に住む伯父さんと遊ぶのが大好き。それが気に食わない社長夫妻は伯父さんに無理やり嫁さんを世話したり自分の工場で働かせたりするが、上手くいかない...「のんき大将・脱線の巻」(1947年)、「ぼくの伯父さんの休暇」(1952年)に続き、ジャック・タチ監督が人間本来の生き方への風刺を織り交ぜながらほのぼの、のんびりとしたタッチで描いた傑作コメディ。
アコーディオン、ギター、ピアノ、ヴィブラフォンが様々に交互に絡み合って奏でられる、懐かしさと可愛さ、優しさに満ち溢れたメイン・テーマが素晴らしい。一度聞けばすぐ口ずさめるほどに馴染みやすい映画音楽のスタンダード曲である。また伯父さんが住む庶民街の空気を絶妙に描いたワルツ調の音楽や、社長の車での通勤シーンに流れたモダンな曲も忘れ難い。音楽を手がけたのはフランク・バルセリーニとアラン・ロマン。フランク・バルセリーニは1920年、フランスのリヨン生まれ。本作が初の映画音楽で、以降3作ほど担当しているが詳細は不明である。ジャズの作曲家であるアラン・ロマンは1905年ポーランド生まれ。ライプツィヒやベルリン、パリで学び、音楽学校スコラ=カントールムの創設者の一人である作曲家ヴァンサン・ダンディに師事した。映画は1932年の「Prisonnier de mon coeur」より10数本担当しているが、本作や前作「ぼくの伯父さんの休暇」が代表作であろう。
<Discography>
1958 France EP Fontana 460.565 ME
1958 Italy EP RCA Italiana EPA 30-300 (Alain Romans et ses Rythmes)
1958 U.K. EP Fontana TFE 17175
1958 Argentina EP Philips P 460565 E
1958 Mexico EP Columbia EPC 89
1958 Japan 45 Epic/Nitchiku NS 21
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1959 LES QUATRE CENTS COUPS 大人は判ってくれない
フランソワ・トリュフォー監督の長編第1作。親たちや教師など大人たちから受け入れられない12歳の少年アントワーヌ・ドワネルが、もどかしくも精一杯生きる姿を淡々と描いた作品。画面からにじみ出る暗いイメージは、自身非行経験があり、社会に対する疎外感を持ち続けたトリュフォーの心情を色濃く反映している。
音楽担当のジャン・コンスタンタンは、1923年パリ生まれ。シャンソンの作詞・作曲を数多く手掛け、ミュージックホールやキャバレー、テレビにもピアニスト兼歌手として出演している。映画音楽は1956年の「Bonjour sourire!」以来2作目で、以降も「フランス女性と恋愛」など数本担当したのみ。彼を尊敬し自らキャバレーの楽屋を訪れて仕事を依頼したトリュフォーの要望に応えた。メイン・テーマは明るいワルツ・アレンジもいいが、別アレンジのギターがつま弾く乾いた音の響きが主人公のどうする事も出来ない不安をより的確に代弁している。
<Discography>
1959 France EP Vogue EPL. 7.631
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1959 VOULEZ-VOUS DANSER AVEC MOI 気分をだしてもう一度
「この神聖なお転婆娘」(1956年)、「殿方ご免遊ばせ」(1957年)に続き、ミシェル・ボワロン監督が撮ったブリジット・バルドー主演作。歯科医の夫に着せられた無実の罪を晴らすために奮闘するヒロインを描くミステリー・コメディ。夫役にアンリ・ヴィダル、夫を脅迫する悪女にドーン・アダムス、セルジュ・ゲンズブールが助演ながら印象に残る。音楽担当はアンリ・クロラとアンドレ・オデール。ワルツやマンボ、チャチャ、ロックンロールなど劇中、バルドーは軽やかな動きで、様々なダンスを披露してくれる。
<Discography>
1959 France EP Philips 432.454 BE
1959 Spain EP Philips 432 454 BE
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1988 LE GRAND CHEMIN フランスの思い出
母のお産のために、田舎に住む母の幼友達の元へ預けられることになった男の子が田舎で過ごす夏休みを、淡々と描き感動を呼び起こしたジャン=ルー・ユベール監督作品。
ギターの軽快なイントロから導かれる明るく流麗なメロディーは子供たちのテーマ「Louis et Martine」、田舎の情景を静かに包むようなメイン・テーマ、ピアノが静かに響き感動を呼び起こす哀しみのテーマ、3つのテーマを軸にジョルジュ・グラニエは、男の子と田舎の人たちの心象風景を音楽で見事に表して見せた。グラニエは生年・経歴ともに不明。映画音楽は本作以降テレビ作品を数本手がけている。
<Discography>
1988 France LP Milan A 355
1989 France CD Milan CDFMC 355
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