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1959 IL TERRORE DEI BARBARI 鉄腕ゴライアス・蛮族の恐怖
西暦568年、北イタリアに侵入し、略奪や殺戮など残虐の限りを尽くす蛮族たちと、伝説の巨人ゴライアスの勇名を馳せる怪力の英雄との戦いを描いた、アメリカ資本製作によるイタリア史劇映画。主演は「ヘラクレス」で名を挙げたスティ-ヴ・リーブス。 アメリカ版の音楽担当レス・バクスターは、1922年テキサス州メキシア生まれ。デトロイト音楽院およびロサンジェルスのペッパーダイン・カレッジで音楽教育を受け、ピアニスト・歌手を経てポピュラー音楽の編曲・指揮者となり。1950年代「エキゾティック音楽」の第一人者として名を挙げ、異国情緒溢れるアルバムを手がける。同時期に映画音楽も担当し、西部劇やSF、犯罪もの、恐怖映画など様々なジャンルをこなすが、特に「ゴライアスのマーチ」が印象的な本作や1961年のヴィンセント・プライス主演「空飛ぶ戦闘艦」が代表作と言えようか。1996年死去。
またイタリア版の音楽担当はカルロ・イノチェンツィで、1899年イタリア、モンテレオネ生まれ。1938年より数々の長編映画や、ドキュメンタリー、アメリカ映画のイタリア版などのスコアを担当、特に1958年ごろから量産されたイタリア史劇映画のために多くのスコアを遺している。1962年3月ローマにて死去。
<Discography>
1959 U.S.A. LP American International LP-1001-S
1979 U.S.A. LP Varese Sarabande VC 81078
2008 Italy CD Digitmovies CDDM 113 (Carlo Innocenzi's score)
2009 U.S.A. 2CD Intrada Signature Edition ISE 1029 (CD1: Master of the World)
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1962 CRONACA FAMILIARE 家族日誌
父の入院と母の死で別れて暮らすことになった兄と弟の貧しく不幸な足跡を、静かに見つめたヴァレリオ・ズルリーニ監督の力作で、主演はマルチェロ・マストロヤンニとジャック・ペラン。 ストリングス中心のオーケストレーションで抽象画を思わせる音楽を書いたゴッフレード・ペトラッシは、無調性や点描などの技法を駆使し、現代音楽の作曲家として数々の意欲作を発表している。映画音楽は本作の他、「にがい米」や「オリーヴの下に平和はない」などの社会派的作品を担当。また映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネは、音楽院時代にペトラッシに師事しており、彼の作品より多大な影響を受けている。
<Discography>
1962 Italy LP Titanus Tms 1003
1988 Italy LP Intermezzo IM 014 (Also contains music from: Banditi A Orgosolo)
1992 Italy CD CAM CSE 076
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1963 IL PELO NEL MONDO 地球のうぶ毛
「世界残酷物語」の大ヒットに便乗して作られたイタリア製ドキュメンタリーの一編で、世界各地の珍しい風俗・習慣を集めている。 「世界残酷物語」の音楽担当で名をはせたニーノ・オリヴィエロと、ブルーノ・ニコライが共同でスコアを担当、美しいメロディーのメインテーマをアレンジを変えながら随所に挿入しつつ、一方ではトランペットやサックス、ギター、ストリングス、木琴などを駆使、ボサノヴァ、ビッグバンド、フラメンコ調など全編リズミカルで良質なサウンドを展開している。 なおブルーノ・ニコライは後年マカロニ・ウェスタン・スコアで名を挙げる作曲家エンニオ・モリコーネと名コラボレーションを組むことになる。
<Discography>
1965 Italy LP CAM Cms 30090
1965 U.S.A. LP Musicor MM 2059 (mono) / MS 3059 (stereo)
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1973 MALIZIA 青い体験
シシリー島の小さな町、妻を亡くしたばかりで3人の息子を持つ生地商人の家庭にやってきた若く美しいお手伝いさんをめぐるドタバタを、エロティックかつコミカルに描いたサルヴァトーレ・サンペリ監督作品。ラウラ・アントネリがイタリアのセックス・シンボルとしての地位を確かなものにした一作。
イタリア艶笑ドラマに最適な音楽の条件として、親しみやすく聴いて充分に楽しめるほどノリの良いメロディーやリズムが挙げられるだろう。本作などはその典型である。特にメイン・テーマのノスタルジックなタンゴ・アレンジ「Tango propedeutico a Catania」はこの映画の本質を音楽で見事に言い表しているだけでなく、イタリア艶笑映画音楽の代表作とも言える一曲であろう。音楽担当のフレッド・ボングストは、1935年カンポバッソ生まれ。音楽院で作曲・ギターを学び60年代、ナイト・クラブで歌手として人気を得る。「Doce Doce」や「Frida」、そして1964年、テレビ番組のテーマ曲「Amore fermati」の大ヒットでイタリアを代表する歌手となる。1967年の「Il tigre」から映画音楽を担当、アクションやエロティックな作品が多いが、肩の凝らない中々楽しめるスコアを書いている。
<Discography>
1973 Italy LP Cinevox MDF 33/68
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1975 PECCATO VENIALE 続青い体験
イタリア南部の海辺の町を舞台に、兄から美しい妻の護衛を言いつけられた弟が、彼女への恋情をつのらせていく。「青い体験」の主演コンビ、ラウラ・アントネリとアレッサンドロ・モモを、サルヴァトーレ・サンペリ監督が再度起用し、少年の異性への憧れと不安を描いた。
フレッド・ボングストは前作「青い体験」の作曲手法や音楽イメージをそのまま踏襲、コミカルで親しみやすいメイン・テーマを、コーラス、サックス、ギター、シンセ等様々な楽器を多用し様々にアレンジして聴かせる。全体としてのスコアのまとまりは前作を凌ぐ出来栄えになっており、「青い体験」とともにボングストの代表作と言えよう。
<Discography>
1975 Italy LP RI-FI RDZ-ST 14235
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